- 建設材料の開発,構造物の設計施工に関する研究
養生条件が転炉ダストスラリー固化体の品質に及ぼす影響
製鉄時に発生するゴミは転炉ダストと呼ばれています.転炉ダストには,再利用可能な成分が含まれており,エコの観点から,有効利用が検討されています.しかしながら,転炉ダストは水分を多く含み,ドロドロしていることから,そのままでは取扱いが困難です.そこで本研究では,セメントをはじめとする固化材を用いた転炉ダストの有効活用法について調べました.詳しくはこちら(PDF)
養生条件がセメントの強さに及ぼす影響
現在,日本工業規格(JIS)には,セメントの品質を評価する試験方法が記載されています.この試験方法は,数年ごとに改定されています.最近では,ISOと呼ばれる国際規格との整合性を得るための改正も行われました.本研究では,この改正がセメントの品質評価に及ぼす影響について調べました.
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モルタルの流動特性が間隙通過性に及ぼす影響
高層建築物などで使用される高流動コンクリートでは,充填(打設)中に材料が分離しないように粘性を確保することが必要です.この粘性を与える方法として,粉体と水量を調整する方法と増粘剤と呼ばれる混和剤を添加する方法があります.本研究では,粉体と増粘剤をそれぞれ用いて同じ粘性を与えた場合に,モルタルが隙間を通過する時間に相違があるかについて調べました.詳しくはこちら(PDF)
コンクリートの含水状態が圧縮強度に及ぼす影響
コンクリートは,練り混ぜられた直後から時間が経過するにしたがって,徐々に強度が増加していきます.強度の増加割合は,コンクリートを養生するときの環境,特に内部の水分量に大きく左右されると考えられています.本研究では,コンクリートの強度と,コンクリート中の水分量の変化との関係に着目した検討を行いました.
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製造後の加水がコンクリートの強度特性に及ぼす影響
生コンプラントでの製造後に加水されたコンクリートでは,本来有すべき性能が保証されない可能性があります.加水されたコンクリート構造物の性能やコンクリートの品質に関して,不明な点が多いことから,本研究では,加水量と製造後加水するまでの時間に着目し,製造後の加水がコンクリートの強度特性に及ぼす影響について検討しました.
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ペーストの流動特性がモルタルの間隙通過性に及ぼす影響
コンクリートやモルタルの流動性は,セメントや高炉スラグといった紛体と水の割合によって変化します.さらにAE減水剤や増粘剤といった混和剤の添加によっても変化することが知られています.本研究では,紛体と水から構成されるペーストと,ペーストに砂を加えたモルタルとの関係を明らかにしながら,流動性の変化について評価しました.
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