九州工業大学大学院 工学研究院 建設社会工学研究系 コンクリート研究室 材料グループ
Material Group, Laboratory of Concrete and Seismic Engineering, Kyushu Institute of Technology.

構造物の劣化・診断に関する研究

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電炉異形鉄筋の強度特性と伸びの関係


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鉄筋コンクリートは,コンクリートと鋼材が一体化することによって大きな抵抗力を発揮し,重量物を支えることができます.ところが,コンクリートが膨張する劣化によって,鋼材が破断し,抵抗力が著しく低下する恐れがあります.本研究では,鋼材の加工時ならびに使用時に硬化する鋼材の材料特性に着目した検討を行いました.
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マクロセル腐食に関する基礎的研究


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コンクリート構造物では,塩害や中性化などによりコンクリート内部の鋼材に腐食が生じて,腐食の進行とともに構造物の性能が急速に低下することが懸念されてします.特に,マクロセル腐食と呼ばれる腐食への対策が重要となります.そこで本研究では,このマクロセル腐食にメカニズムについて調べました.


既設構造物における乾燥収縮の推定方法


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コンクリートは,乾燥収縮という劣化現象によってひび割れを発生させます.乾燥収縮を調べるために,実際の構造物からコアを採取して分析を行いますが,建設後時間が経過するほど乾燥収縮は収束していくため,収縮を期待できない場合があります.本研究では,採取したコアから乾燥収縮挙動を測定し,建設当時におけるコンクリートの性状を予測する方法について調べました.LinkIcon詳しくはこちら(PDF)

光学的全視野計測手法により空間性を考慮したASRの経時的膨張挙動の評価(科研:25820193)


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アルカリシリカ反応と呼ばれるコンクリートの劣化現象は,コンクリートを膨張させ,ひび割れや強度低下を発生させます.この劣化現象を抑制するためには,反応にともなう膨張特性について知ることが重要です.本研究では,経時的な膨張特性について,光学計測を用いた評価を行いました.
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鋼材の硬化プロセスが伸び特性に及ぼす影響


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コンクリートの膨張によって鋼材が破断する要因として,鋼材が本来有する伸びる特性が失われ,もろくなっていることが考えられます.鋼材の伸びの低下には,鋼材が硬くなる現象が関係していると考えられています.そこで,様々な方法で鋼材を硬くさせ,硬くなるプロセスともろさとの関係について調べました.
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