九州工業大学大学院 工学研究院 建設社会工学研究系 コンクリート研究室 材料グループ
Material Group, Laboratory of Concrete and Seismic Engineering, Kyushu Institute of Technology.

構造物の補修・補強に関する研究

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電気化学的脱塩工法の防食効果の検討


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コンクリートが塩分(塩化物イオン)を多量に含むと,コンクリート中の鋼材がさびてしまいます.鋼材のさびを抑制するために,コンクリートに電気を流して塩化物イオンを排出させる電気化学的脱塩工法が用いられます.本研究では,この脱塩工法に着目し,脱塩前後のコンクリートを比較することにより,脱塩の効果について調べました.
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ロックボルトの防食処理に関する研究


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土砂崩れを防止するために補強材(ロックボルト)によって地山を補強する工法があります.この工法では,補強材を挿入する際に,セメントミルクと呼ばれる注入材を充填して,地盤に補強材を定着させます.しかしながら,補強材が直接空気に触れると腐食する場合があります.そこで本研究では,補強材が挿入される環境において,十分な耐食性を示す補強材の表面処理方法について調べました.LinkIcon詳しくはこちら(PDF)

硫酸環境下における亜硝酸塩の防食効果


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製鉄所では,製鉄材料の一つである石炭が雨ざらしの状態で保管されています.石炭が雨水や海水にさらされると,石炭中に含まれる硫酸イオンによって周辺にある鉄製の機械が腐食しやすくなります.このため,硫酸イオンに対する防食が必要とされています.本研究では,硫酸イオンによる腐食に対する,亜硝酸イオンの腐食抑制(防食)の効果について調べました.
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鋼材腐食に対する亜硝酸塩の防食効果に関する研究


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鋼材は,水に溶けた塩分(塩化物イオン)によってさびを生じて腐食します.この腐食を抑制するため,鋼材の表面にポリマーセメントと呼ばれる接着剤を用いて,さびを抑制する亜硝酸塩を接着します. 本研究では,pHや塩化物イオン濃度によって変化すると考えられている亜硝酸塩の防食効果について,調べました.
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