トピック

RESEARCH

氾濫流量に関する研究

近年,想定の範囲を超えた降雨によって豪雨災害が頻発し,治水対策は“防災”から“減災”への転換が打ち出されています.効果的な減災対策を講じるためには,氾濫流の挙動や氾濫流量の適切な評価が重要となります.本研究では,蛇行河川を対象とした実験を行い,越水氾濫流量の把握,河道・氾濫原包括解析による氾濫流量の評価について検討しました. 詳しくはこちらへLinkIcon

樹林帯の減災機能に関する研究

樹林帯には環境機能に加え,超過洪水時の越水氾濫流量の低減効果(減災機能)があるといわれています.しかし,その減災機能や効用については不明な点が多い.本研究では,(1) 河道計画や洪水防御計画の観点から整備・保全された堤外あるいは堤内樹林帯(竹林あるいは樹木の枝下部)特性を考慮した越水氾濫流量式の開発,(2) 堤外樹林帯の越水氾濫流量の低減効果の検討を行いました. 詳しくはこちらへLinkIcon

樹林帯による破堤氾濫流の減勢効果に関する研究

堤防に沿った樹林帯や水防林(以下「樹林帯」という)は,環境機能と治水機能を兼備した優れた河川管理施設です.しかし,その機能と効用については,工学的に必ずしもよくわかっているわけではありません.本研究では,以上のような背景を踏まえ,破堤氾濫流に対する樹林帯の減勢効果について検討を加えました. 詳しくはこちらへLinkIcon

洪水調査と洪水防御対策の評価

「減災」を目的とした洪水氾濫対策には,避難体制等の危機管理対策や水害防備林等を用いた氾濫流制御等の被害軽減対策などが挙げられます.それらの被害軽減対策を講じるには,氾濫流の挙動を高い精度で予測することが必要です.本研究では,地理情報システム(GIS)を用いて高精度かつ計算効率の高い氾濫解析データの作成方法の構築と,2003年7月豪雨災害で甚大な被害を受けた飯塚市街地を中心とした都市域の氾濫解析を行い,データの作成方法と氾濫解析モデルの検証を行いました. 詳しくはこちらへLinkIcon

遠賀川流域を対象にした分布型流出・平面2次元洪水追跡法の開発

近年,我が国では記録的豪雨による水害が頻発している.豪雨によって生じる流域からの雨水の流出,それに伴う洪水流の挙動を適切に予測し,河道で起こりうる現象をあらかじめ把握することは,今後の河道管理には不可欠である.本研究では,流域特性を踏まえた上で,降雨外力から河道の水位・流量ハイドログラフなどの洪水流の予測が可能な「セル分布型流出モデルと平面2次元洪水追跡モデル」を構築し,同モデルを用いて2003年7月19日の九州豪雨災害でのモデルの検証を行った. 詳しくはこちらへLinkIcon